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「あなたの仕事は30点です!」と言われた話

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はじめてした仕事で「あなたの仕事は30点です。」と言われたら、どう思いますか?

縁あって、Web制作会社の大手に入社出来た27才の時のこと。
たまたま会社も急成長中の中、採用には積極的で未経験者でありながらも運良く入社出来た。

当時は独学でWeb制作を学び、DreamweaverとFireworksを少ない貯金の中から買い、せいぜいWebデザインの本を何冊か読んで勉強しただけのアマチュア同然のスキル。
それでもちょっとしたテクニックなどは身につけられているほうだと思っていた。

さて、入社して間もなくのころ、同じ部署の年上30才の女性社員の方と入社したて27才男子のボクの二人をWebのコーディングで教育しようということで、年下の24才の先輩社員の指示のもと、とあるサイトのコーディングの仕事を進めていきました。
そう、この業界に年上年下という上下関係はすでにこの時点でなかったのです。

はじめての仕事なので、真剣に気合いを入れて、できる限りのパワーでこなしていきました。
途中でチェックされるタイミングでその年下の先輩社員にチェックされるのですが「あ!このテクニック知っているんですね!」と言われて、嬉しくて、よし、イケると思っていました。
調子にのって、どんどんページを作っていきます。

そしてコーディングを終えて先輩社員に提出しました。
しかし、そんな調子で作り終えた仕事も、衝撃的な言葉でひっくり返るのです。

一通のメールでそれはやってきた

「あなたたちのコーディングは30点です!」

と言われました。何よりもメールでさらっと言われていることにショックを受けました。
しかもこれまで年功序列に慣れていたせいか、年下にグサグサ言われることも慣れていなかったのです。

いずれにせよ、最初の仕事が30点という評価と、実際に書き直されたコードを見て、自分たちの力不足にショックを受けました。これがプロとアマチュアの差なんだと。
確かにプロの世界は厳しいと思うし、まだまだ学ぶことも多いと思います。しかし、それを差し引いても想像以上に低い評価に愕然としたことが記憶に残りました。ある程度の自信があっただけに。

ショックでしかありませんでした。
でもこういう言葉を受けた時にどのように受け止めるか、がその後を変えていくものだと思います。

その評価を受けた二人と先輩のその後の進路は・・・

さてその後の話です。

一人はコーディングのほうではなく映像のほうに進み映像のスタッフとして働き続けました。コーディングには向いていないことを自覚し、元から得意とした映像を極める方向に進みました。
もう一人はコーディングスタッフをまとめるディレクターからプロデューサーになったのでした。

はい、私はその後者のほうでした。

その後、悔しくて・・・。でもまだその時代は参考書籍の少なかった時代。Dreamweaverのヘルプファイルをスミからスミまで読もうとしたり、必死になんとかその先輩社員に追いつこうと頑張りました。

 

この時に厳しいことを言われてガムシャラに頑張ったので、気がつけば後輩を指導する立場になり、後輩をまとめる立場になり、後輩をディレクターに育てる立場になり、と自分の立場が変わっていったのでした。

その先輩もデザイナーの道へ進路を変え、気がつけば立派なデザイナーへとジョブチェンジしました。

結果として2年後、ボクがプロジェクトをまとめるプロデューサーとして担当する案件の一人のデザイナーとしてその先輩をアサインし、一緒のプロジェクトメンバーとして立場を変えて仕事を進めていくことになったのです。
そういった関係性で再度一緒に仕事するようになったのも不思議な感覚ですが、その時の「30点」と言われたことが、自分をチームのまとめ役として育ててきたんだと思います。

「あの時30点って言いましたよね?」と聞くと、

「えー、そんなこと言いましたっけ?覚えてないー。もし言ってたらごめんなさい」

みたいな会話を繰り広げ、それもお互いに良いひとつの良い思い出となって、そのプロジェクトを一緒に進めて行きました。

あの時の言葉が今の自分を作ったのです。そういった意味ではその先輩への感謝は忘れません。(なかなか年上に向かって言いにくいことですしね)
お互いにそこではあの頃よりも数段階上の仕事に共に取り組みました。お互いに成長したなぁ、と実感しました。

その言葉を受けてどのように受け止めたかによって、どのようにでも人は変わるんだな、と思いました。

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