9/2付の福島民友新聞に「ふくしまアフターDC」の記事が掲載されていました。

「イベント依存脱却を 福島県、2020年の観光客6300万人目標」
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160902-105616.php

記事中のふくしまDCとは、ふくしまデスティネーションキャンペーンの略。JR東日本と県観光復興キャンペーン委員会による大型観光企画で、アフターDCは4月1日から3カ月間行われたものです。

ここで気になったのは

福島市で1日に開いた総会で、期間中の観光客入り込み数は1337万2884人(速報値)で、昨年のふくしまDC本番に比べ24万5287人減ったと報告した。要因について県は、春の大型連休での集客が振るわず全体では微減になったことや、イベントが単発に終わりリピーター獲得につながらなかったと説明した。
ただ、3年にわたるキャンペーン展開で観光客が増えた施設もあるなど、新たな観光名所として定着した地域もあると評価した。

という報告。

「イベントが単発に終わりリピーター獲得につながらなかったと説明した。」

いやいや、その分析は間違っています。

イベントが単発だからリピーターがつかなかったのではありません。

イベントを行うことが目的となってしまい、また来たいと思わせる仕組み、つまりその先のビジョンが無かった(またはハズした)から、来た観光客に「1回行けば満足な場所」と思わせてしまったのです。

イベントをきっかけにして来た観光客を楽しませ、家に帰ってからも「次は回りきれなかったところにも行ってみたいね」と言わせなければリピーターは生まれません。

県は来年度以降、単発的なイベントから脱却し、地域を主体とした施策を進めるとのことですが、本質を理解しなければ、また無駄金をつぎこむだけです。

担当者は与えられた予算を安易に消化するのではなく、本気になって人や地域を動かすリーダーシップを発揮するべきではないでしょうか。

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mizumaki

プロデュース部の水牧美智子です。PRSJ認定PRプランナー、ユニバーサルイベント検定試験合格者。企業以外に官公庁・自治体・地方団体・業界団体の企画のお仕事も。ご依頼いただいたクライアントの信頼に応えるべく、プライドを持って仕事に取り組んでいます。